Nightfall

オカルト懐疑論。超常現象を調べたり、文献レビューしたり、オカルトニュースを紹介したり。

実話を基にしたホラー映画『事故物件 恐い間取り』の感想

【注意】このレポートはネタバレ全開なので、「まだ観てないよ!」って方はブラウザバック推奨です。

『事故物件 恐い間取り』の概要
『事故物件 恐い間取り』 は、2020年8月28日公開のホラー映画である。原作は松原タニシ氏、映画監督は中田秀夫氏。松原タニシ氏は 松竹芸能所属の「事故物件住みます芸人」として活動している。2020年までに合計9軒の事故物件に住んでいたという。本映画は松原タニシ氏の著書『事故物件怪談 恐い間取り』を原作としており、実話を基にした映画である。松原タニシ役は亀梨和也氏が演じており、その名前は「山野ヤマメ」である。なお口コミで、中田監督が演出していない謎の現象が映り込んでいたという。①サイン会場での「助けて」という女性の声?、②自転車のシーンでの白い影?……があるとのこと。筆者は残念ながら気が付かなかった。
『事故物件 恐い間取り』の感想

いやー、ずっと楽しみにしていた、新作ホラー映画『事故物件 恐い間取り』が8月28日に公開されましたね。巷では「突然始まるハリー・ポ●ター」とか言われてますが、僕は普通に面白かったと思います。死霊館シリーズみたいな実話系が好きな方にはオススメです。
1件目の「赤い女」物件や、2件目は「髪の毛」物件、3件目の「首吊りを誘う」物件、4件目はヴォルデモーじゃなくて、「死霊の巣窟」物件という流れでしたね。個人的には、2件目の「髪の毛」物件が、色々と生々しく怖かったです(グロタニエン)。3件目なんかも、入居者全員、首吊り自殺していたんですね。あと4件目に姿を現した死神?との突然、線香を活用した除霊バトルには驚きを禁じ得ませんでした。鑑賞者の大半も、鑑賞後の面構えが違いました。ところであの死神?は正体は何だったんでしょう。それよりも〈水曜日のダウンタウン 〉で「幽霊(怨霊・死神含む)には線香最強説」を検証してもらいたいです。あとエンドロールでは、劇中登場したシーンの基になった、松原タニシさんが事故物件で撮影したオーブや、事故物件の内装の写真なんかが流れてきたのでゾワリとして良かったです。急にリアリティーが増したと、言いますか。あ、全然、関係ないんですけど、本物の松原タニシさんもカメオ出演されていましたね笑 2020年8月30日時点の事故物件 恐い間取り : 作品情報 - 映画.comの評価では★2.6/5点でした。レビューなんか覗いてみると、4件目の死神?との(やり過ぎた)除霊バトル展開や、主人公(山野ヤマメ)の自己中心過ぎる行動だったりが、合わなかった鑑賞者もいたみたいですね。映画という創作である以上、実話を基にしたフィクションであることも忘れてはいけないということですね。それでも事故物件は本当にあります。皆さんも事故物件に住む際は、お気をつけください。事故物件を覗く時、事故物件もまたこちらを覗いているのだ。