Nightfall

オカルト懐疑論。超常現象を調べたり、文献レビューしたり、オカルトニュースを紹介したり。

幽霊感知センサー?REM Pod

  REM Podは主に米国の超常現象研究家やゴーストハンター等が使用している人感センサー型のゴーストハンティング機器である。残念ながら擬似科学機器の可能性が極めて高い。   正式名称はRadiating Electromagnetism Pod、電磁気放射ポッドとでも言うべきか…。
  REM Podは円筒形のケースに包まれ、 上部には 赤、緑、青、黄、紫のライトと伸縮式アンテナが装着されており、独自の電磁場を放射している。生物(人間や動物など)、電子機器などがREM podに接近するとライトの点灯と音が鳴る。
  伸縮式アンテナは360度をカバーしているので、 霊的なエネルギーを含め、フィールドを出入りするあらゆるものを検出可能であるものの、無線機に反応してしまう可能性が高い。
  この技術は1920年代、ロシアの科学者レフ・セルゲーエヴィチ・テルミンが開発した非接触型の電子楽器 「テルミン」がベースになっている。また「周囲温度差検出モード」という機能もある。空気の温度が急激に変化すると、 REM Podはノイズと赤または青の光による視覚的な信号も発し、調査場所のコールド(又はホット)スポット化を知らせる。
  Travel Channelで放映されている超常現象調査系番組『GhostAdventures(ゴーストアドベンチャーズ)』シリーズでも活躍している超常現象研究家のZak Bagans(ザック・バガンス)氏によれば理論的には装置を使って霊とのコミュニケーションが可能になるという*1