UMA？秩父市で発見された異形のミイラ

図1．門脇康平氏が投稿した異形のミイラ。Xより引用。

 2019年1月17日、Ｘ（Twitter）にて門脇康平KOHEI KADOWAKI（@KadowakiKouhei）氏が「16時01分頃 埼玉県秩父市の森林にて撮影」（図1）と投稿した。その投稿に異形のミイラらしき物が確認できる。非常に不気味である。2024年時点で1.2万リポスト、4.6万いいねされている。コメント欄では賛否両論である。その3日後に門脇康平氏は造形作品である旨の投稿をした。

2019年1月20日投稿：予想外の反響に驚いています。秩父在住の方々をはじめとし、皆様を混乱させてしまいすみませんでした。これは多くの方がおっしゃる通り造形作品です。色んな見方で楽しんでもらえたらと思い、作ったことは伏せました。骨格についての具体的な指摘等、興味深く読ませて頂きました。(続⬇︎

2019年1月20日投稿：予想外の反応や感想が多数聞けて、とても面白かったです。ありがとうございました。そしてこの作品は、僕の卒業制作として作られたもので、1/28 (月) 〜2/3(日)まで、東京藝術大学卒業・修了作品展で展示されます。場所は東京都美術館になります。」

 オカルト研究家の山口敏太郎氏は2019年1月18日の投稿で「アートとしてもレベルが高いです」と評価している。余談だが2024年現在、門脇康平氏はアニメーション作家として活躍している。自身がディレクターを務めた花譜『それを世界と言うんだね』Official Music Videoで2022年の「映像作家100人」（2022）も選出されおり、YOASOBI などのOfficial Music Videoも手掛けている。

参考文献
映像作家100人 MOTION GRAPHIC CREATORS. 2022. 映像作家100人2022. https://eizo100.jp/archives/category/2022/.最終閲覧日2024年3月21日

怪音系超常現象？お経が鳴り響く電鉄富山駅

図1。電鉄富山駅の怪音に関する投稿。わせりんくん（@wa_naynu）氏より引用。

 2024年１月24日、X（ツイッター）ユーザーのわせりんくん（@wa_naynu）氏が「電鉄富山駅で原因不明の謎の儀式的音楽が流れ続けて、駅員がずっと対応中。」という投稿をした。電鉄富山駅は富山県富山市桜町１丁目１番１号に所在している。動画内ではお経と金属音が鳴り響いている。2024年3月8日時点で2947.3万回表示と8万いいね、2.1万リポスト、1.3万ブックマークされ、超常現象の類ではないかと話題になった。
 弁護士ドットコム株式会社（2024）の取材によれば原因は近隣の葬儀会場と駅員のワイヤレスイヤホンが混線してしまったためだという。調査者は原因究明のために科学的知識も重要である。今回の場合、基礎的な周波数など。

参考文献
弁護士ドットコム株式会社, 2024, 駅のスピーカーから「お経」流れる珍事！　隣の葬儀場と「マイクの周波数」が一致した影響…電鉄富山駅, https://www.bengo4.com/c_18/n_17094/, 最終閲覧日2024年3月8日

UFO? 夕暮れに出現した謎の発光体

図1．謎の発行体。出典： TVer（ティーバー）｜見逃し無料配信中！ドラマ、バラエティ、アニメの人気番組が動画見放題で楽しめる

 2024年2月14日に配信されたテレビ東京系列『世界が騒然！本当にあった(秘)衝撃ファイル UFO＆事件事故衝撃映像』の「UFO?　急旋回する不思議な発行体」の映像を紹介していた。
  本映像はドイツで撮影されたという。夕日と共に右上から画面中央へと謎の発行が移動しているのが確認できる。年年月日や撮影者不明だが、重要な情報として夕日はタイムラプスで撮影されていた。タイムラプスとは連続撮影した静止画を動画化する撮影技法であり、長時間の撮影になるもののダイナミックな映像が撮影ができる（大野・榎本2019：96-97）。仮に物質的なUFOの場合、タイムラプス撮影に合わせて超低速で飛行していたという不自然な状況である。映像を確認する限り、今回のUFOは夕日と共に発行体が移動していることから、夕日の光がレンズに反射したゴースト現象の可能性が極めて高い（矢島2018：129）。発光体は移動しているように見えているだけだろう。

参考文献
 大野, 裕明. 榎本, 司. 2019. 星を楽しむ星空写真の写しかた -星、月、星座、流れ星、うつくしい星空を素敵に撮る- 電子書籍版. 誠文堂新光社
 矢島, 直美. 2018. カメラ1年生 -たのしいカメラ学校の教科書- デジタル一眼カメラ編. インプレス