Nightfall

オカルト懐疑論。超常現象を調べたり、文献レビューしたり、オカルトニュースを紹介したり。

腕がもぎれた警告系心霊写真のお祓いは必要か?

  先日、とあるTwitterユーザー様が興味深いツイートを投稿していた。どうやらご尊父様の墓参りの日に撮影した覚えがないにも関わらず、腕がもぎれた写真がスマホに保存されていたという。例えば霊能者・故宜保愛子氏は身体の一部消失系心霊写真について守護霊からの警告であると霊視している*1。投稿主は霊からの警告系心霊写真ではないかと心配されており、お祓いをした方が良いのか悩まれていた。
 僭越ながら投稿された写真を隅々まで検証させて頂くと、もぎれた腕の他に後ろの案内板もズレていたのを発見した。おそらくスマホのロック画面にカメラが配置されており、誤って起動してしまい、ブレて撮影されてしまった可能性が高いだろう*2。したがって今回の場合、心霊写真ではないためお祓いは不要と結論付けた。当然、お祓いのご判断は投稿主に委ねるが…。その旨を伝えると、安心されたようで何よりである。

図1. B子♪ドキンちゃん (@nyanmama15) 2023年7月14日より引用。

*1:宜保愛子(1987)『供養法つき 心霊写真の見分け方』光文社、p.76参照。

*2:石川幹人監修(2014)『図解 超常現象の真相』宝島社などを参照推奨。