英国のジャーナリストであるフランク・スミス*1は1970年の雑誌『人と神話と魔術』*2において、「ラトクリフ波止場*3では司祭の亡霊が彷徨っている」という怪談を掲載した。掲載以降、ラトクリフ波止場周辺で司祭の亡霊に関する目撃証言が増加したという。後に司祭の亡霊は創作怪談だったことが判明した(石川2014;宝島社2016)。
明治大学情報コミュニケーション学部教授石川幹人(2014)は自己暗示の強力なエピソードとしてラトクリフ波止場の事例を紹介している。
参考文献と注
石川幹人(2014)『図解 超常現象の真相』宝島社
宝島社(2016)『超常現象の正体 』宝島社